文化庁と東京都は、12日から国の美術館や博物館を開けるかどうかについて考えが違いました。政府が緊急事態宣言が続いている所でも美術館などを開けていいと言ったため、文化庁は東京都にある5つの美術館などを開けようとしました。しかし、東京都は人が集まる場所を少なくしたいと言って、閉めてほしいと言いました。
これについて東京都と文化庁が話し合って、5つの美術館などは12日からも休むことに決まりました。
文化庁の都倉俊一長官は「みんなが困っているとき、文化は希望や勇気になります。ウイルスが広がっている今は、みんなが生きていくために、文化がとても大切です。文化の活動を止めるのは、ほかに方法がないときだけにしてほしいです」と言いました。