東京都台東区の合羽橋商店街には、料理の道具を売る店がたくさんあります。コロナウイルスが広がって、食事を出す店やホテルなどで使う道具は売れなくなりました。
しかし、普通の人が家で使う道具は1.5倍ぐらい売れるようになりました。家で仕事をすることが増えたり、食事できる店が早く閉まったりして、家で料理する人が増えているためです。
すき焼きなどに使う1人用の鍋や、ステーキの鉄板、卵焼きのフライパンなどがよく売れています。店は、家で料理する人のために、中国料理の小さい鍋も売り始めました。
店の人は「家にいる時間が増えて、家で料理を作って楽しむ人が多くなったようです。食事を出す店などにはあまり売れていませんが、普通の人が買ってくれて助かっています」と話しています。