国は、外国人が日本で働くための「特定技能」という資格を去年の4月につくりました。そして、この資格で働く外国人を1年で4万7000人ぐらいにしようと考えていました。
国が今年の3月に調べると、「特定技能」で働いている人は3987人で、考えていたよりずっと少ないことがわかりました。ベトナムから来た人がいちばん多くて2316人、次はインドネシアで456人、そして中国が331人でした。仕事は、食料品の工場がいちばん多くて、次は農業、その次は機械の部品などの工場でした。
今年の4月からは、新しいコロナウイルスの問題で「特定技能」の人がとても少なくなっています。国は「中止していた特定技能の試験を外国でいつ始めることができるか考えたいと思います」と話しています。