6434人が亡くなった阪神・淡路大震災から、17日で27年になりました。大きな被害があった兵庫県神戸市などでは、地震が起こった午前5時46分に、亡くなった人の家族たちが祈りました。
神戸市の公園では、ろうそくを並べて1つの漢字の形を作って火をつけました。27年が過ぎましたが「忘れてしまわないように」という意味があります。
子どもや孫などと一緒に公園に来た男性は「家が壊れて1歳の娘と妻の母が亡くなりました。あのとき、助けることができなくてごめん、これからも忘れないと伝えました」と話しました。
公園に来た女性は「今も母が見つかっていません。母のために祈るお墓参りのような気持ちで来ました」と話しました。