宮城県仙台市の市役所に、使わなくなった子どもの制服を集めるための箱が置いてあります。
箱を置いた木村彩子さんは、3人の子どものお母さんで、派遣社員で働きながら制服をリサイクルする店の仕事をしています。
木村さんは「派遣社員で給料が少なくて、10万円ぐらいの制服を買うのは大変でした。同じように大変なお母さんを助けたいと思いました」と話しています。
集まった制服は洗濯して、元の値段の10%から30%ぐらいで売ります。売ったお金の一部は、生活が大変な家庭の子どもたちのための「子ども食堂」などに寄付します。
木村さんは「使わなくなった制服で、新型コロナウイルスの問題で困っている家庭を助けることができます。ぜひ、協力してください」と話しています。