日本には、「本音と建前」という言葉があります。
「本音」は、本当の気持ち。
「建前」は、本当の気持ちではないけれど、表向きの考え、という意味です。
日本人は、「本音と建前」をよく使います。
本当の気持ちを言わず、相手を傷つけないように、その場の雰囲気を悪くしないように、本心を言わないことが多いのです。
なんでもストレートに表現すると、失礼と受け取られることがあるからです。
例えば、いつもお土産をくれる友人がいるとします。
しかし、くれるものはいつも、もらっても、うれしくないものばかり。
そんな時、「もらっても困るからもう持ってこないでほしい」と言うのが本音。
しかし、建て前で「いつも大変でしょう。すごくうれしいけど、負担になると思うから、もう持ってこなくても大丈夫ですよ」と言います。
日本以外でも、礼儀でこういった事を言いますが、日本人は特に多いので、本心がわからないと言われるのでしょう。