鹿児島県にある鹿児島神宮という神社には、国宝だった刀がありました。しかし、1945年に戦争が終わったあと、どこにあるかわからなくなっていました。この刀がオーストラリアで見つかりました。
刀を持っていた人はイアン・ブルックスさんです。ブルックスさんは4年前にオークションでこの刀を買いました。刀に彫ってある字などが鹿児島神宮の刀と似ていたため、神社に連絡しました。
ブルックスさんの前にこの刀を持っていた人はアメリカの男性でした。ブルックスさんは「アメリカの軍の人が日本から持って帰ったのかもしれません。この刀は、私が死んだあと神社に返したいと思います」と話しました。
鹿児島神宮は「刀は戻ってこないと思っていたので、驚きました」と話しています。