1945年8月に広島に原爆が落ちたあと、放射線を出す放射性物質が黒い雨になって降りました。雨を浴びた人たちが、健康に被害が出たので国に助けてほしいと裁判所に訴えていました。広島高等裁判所は今月14日、訴えた人みんなを、法律で決めた「被爆者」と認めると言いました。
菅総理大臣は26日「原爆の被害を受けた人のための法律で、助けなければならないと考えました」と言いました。そして、いちばん上の裁判所に訴えないことを決めました。この裁判は終わることになります。
菅総理大臣は、裁判所に訴えた人たちのように健康に被害が出た人を助けることができるようにしたいと言っています。政府は、原爆の被害や助ける人について、広島市や広島県、そして長崎市や長崎県と一緒に考えることにしています。