ドイツのマルクス・レーム選手は、人工の足の「義足」をつけた走り幅跳びの選手です。パラリンピックで2回、金メダルをとっていて、2016年のリオデジャネイロのオリンピックに出たいと言っていました。しかし、義足のおかげでいい記録になっているかもしれないという理由で、出ることができませんでした。
それからレーム選手は、このオリンピックの金メダルの選手より24cm長い、8m62cmを跳びました。ドイツのオリンピック連盟はIOCに、レーム選手が東京オリンピックに特別に出ることができるようにお願いしました。
レーム選手は「メダルのためではなくて、みんなが一緒に生きる社会をつくるために出たいです」と言いました。
もしレーム選手がオリンピックに出たら、2012年の南アフリカの選手に続いて、2人目の義足の選手になります。