1920年にベルギーのアントワープでオリンピックがありました。この大会の前、「スペインかぜ」という病気が世界で流行しました。アントワープのオリンピックは、「スペインかぜ」のあと、みんなが前を向いて進むための大会になりました。
東京の日本オリンピックミュージアムでは、この大会を紹介するイベントを2月まで開いています。
会場では、アントワープ大会から始まったことを写真などで紹介しています。開会式でオリンピックの旗を上げることや、1人の選手がみんなの前で誓いの言葉を言うことなどです。マラソンに出た金栗四三選手が、日本の母や妻に送った手紙などを見ることもできます。
JOCの山下泰裕会長は「アントワープ大会のときと今はよく似ています。今年の東京大会の前に、アントワープ大会からたくさんのことを学ぶ必要があります」と言っています。