2011年3月11日、東日本大震災がありました。福島第一原子力発電所では事故があって、今も原子炉をなくすための作業をしています。
震災で亡くなった人や行方不明の人は1万8425人います。10年が過ぎた11日、震災があった所では、たくさんの人が亡くなった人を思って祈りました。
震災のあと、家に戻ることができなくて「仮設住宅」で生活していた人は、いちばん多いときで11万人以上いました。宮城県では去年の4月までに、岩手県では今月の終わりまでに、全部の人が仮設住宅から新しい家に引っ越します。
しかし、原子力発電所の事故があった福島県などでは、4万1241人が震災の前に住んでいた家に戻ることができません。
NHKは、震災の被害があった人たちに、10年過ぎて気持ちが落ち着いたかどうか聞きました。「そう思う」と「少しそう思う」という人は44.5%でした。しかし「そう思わない」と「あまりそう思わない」という人も31%いて、いろいろな思いがあることがわかります。