気象庁は、台風になる可能性が高い熱帯低気圧について、今までは間違いがないように1日先の予報しか出していませんでした。
しかし、去年大きな被害があった台風15号のとき、熱帯低気圧から台風に変わったのは、日本に来る3日前でした。被害を少なくするための準備の時間が短くて、「早く情報を出してほしい」という意見がありました。
このため気象庁は、予報の技術を上げて、台風になる前の熱帯低気圧の進み方や強さの情報を出すことができるようにしました。そして今月9日から、熱帯低気圧の5日先までの予報を出すことにしました。気象庁のウェブサイトでも見ることができます。
気象庁は「熱帯低気圧の進み方や強さを早く調べて、被害を少なくするための準備に役に立ててほしいです」と言っています。