新しいコロナウイルスがうつったことがわかった人は29日、日本で1264人いました。1日に1000人以上になったのは初めてです。
しかし、データを集めるのが遅れたりするため、1日ずつの数は大きく増えたり減ったりすることがあります。
このため専門家は、ウイルスの広がり方を正しく調べるためには、1日ずつではなくて、1週間ずつの平均のデータが大切だと言っています。東京の場合、7月20日までの1週間の平均は219人、23日までが254.3人、27日までが252.3人でした。少しずつ増えていることがわかります。
日本感染症学会の舘田一博理事長は「1週間ずつのデータを見ても、東京や大阪などではウイルスがうつった人が増えています。これからもっと広がることを心配しています」と話しています。