2日の国会で、日本で登録した種や苗を守るための法律を変えることが決まりました。日本でつくった種や苗を、今までのように外国に持っていくことができないように管理します。
新しい果物などをつくって登録した人が、種や苗を、輸出してもいい国や日本で使ってもいい所を決めることができます。
法律を変えたのは、日本の高級な果物などが外国に出てしまったことがあるためです。例えば、高級なぶどうの「シャインマスカット」は、つくるのに33年かかりました。しかし、苗が外国に出てしまって、中国がタイなどに輸出しています。
新しい法律では、農家が自分で育てた作物から種や苗をとって、自分の畑で使うときも許可が必要です。
法律を決めたとき、国会は、農家が払うことができる値段で種や苗を使い続けることができるようにしてほしいと政府に言いました。
新しい法律は来年4月から始まります。