アメリカの科学雑誌は1991年から、面白い研究を選んで「イグ・ノーベル賞」を贈っています。今年は、京都大学霊長類研究所の西村剛さんたちの国際グループがこの賞をもらいました。
西村さんたちは、ワニがどうやって声を出しているか研究しました。空気を入れた水槽と、ヘリウムガスと酸素を入れた水槽を用意して、両方の水槽にワニを入れました。
その結果、ヘリウムガスを吸ったワニは、声が高くなりました。グループは、ワニがのどから口までの空気を揺らして声を出していることがわかったと言っています。これは人などの哺乳類と同じ方法です。
日本人は14年続けて「イグ・ノーベル賞」をもらっています。