親などから子どもへの虐待があったとき、児童相談所は相談を受けたり、注意したりします。厚生労働省によると、今年3月までの1年に、児童相談所でわかった虐待は19万3780件ありました。毎年増えていて、今まででいちばん多くなりました。
虐待の中でいちばん多かったのは、子どもにひどいことを言ったり、子どもの前で家族を殴ったりして、子どもの心を傷つけることでした。56.3%ありました。特に、父親が母親を殴っているところを子どもが見てしまうことが増えています。
次に多かったのは、子どもを殴ったりして体を傷つけることで、25.4%でした。子どもの世話をしなくなることが17.2%、性的な虐待も1.1%ありました。
厚生労働省は「児童相談所でもっと相談を受けることができるようにして、子どもの命を守っていきます」と言っています。