文部科学省は5月に、小学校6年生と中学校3年生の学力を調べるテストをして、200万人以上が受けました。そのとき、家に本が何冊あるか質問しました。
「0冊から10冊」と答えた小学生は11%、中学生は14%でした。「11冊から25冊」は、どちらも20%ぐらいでした。
「26冊から100冊」と「101冊から500冊」と答えたのは、小学生も中学生も30%ぐらいずついました。「501冊以上」は、どちらも5%でした。
テストの正しい答えの割合は、本が最も多い子どもは最も少ない子どもより、小学校の算数で18ポイント、中学校の国語で15ポイント高くなりました。
教育の専門家は「子どもがどんな家庭で育つかで学力に差が出ることがわかりました。どうしたらいいか考える必要があります」と話しています。