日本ではお盆にふるさとに帰って、墓に行って先祖のために祈る「墓参り」をする人が多いです。しかし今年は、新しいコロナウイルスが広がっていて、ふるさとに帰るのをやめた人がたくさんいます。このため、墓参りを代わりに行うサービスを頼む人が増えています。
栃木県宇都宮市では、墓の石などを売る店の人が墓や墓の周りをきれいに掃除して、線香と花を飾って祈っていました。最後にきれいになった墓の写真を撮って、メールなどで頼んだ人に送りました。
この店は、年をとって墓参りができない人などのために、5年ぐらい前からこの仕事を始めました。今年は新しいコロナウイルスの問題があって、いつもの年の2倍の20件の仕事がありました。店の人は「頼んだ人の気持ちを先祖に伝えようと思って仕事をしています」と話していました。