仕事が原因で病気になったり、けがをしたりしたとき、役所に労災(労働災害)だと認めてもらうと、保険のお金をもらうことができます。
国によると、仕事中に新型コロナウイルスがうつって労災だと認めてもらった人は、今年4月から9月までに1万4000人以上いました。この中の70%ぐらいは病院や介護の仕事をしている人でした。
兵庫県のお年寄りの施設で働いている男性は、去年12月にウイルスがうつって、労災だと認めてもらいました。男性はそのあとも体がだるかったり、味がわからなかったりする後遺症が続きました。このため、働くことができなくなって、今年8月に2度目の労災を認めてもらいました。
国は「後遺症も労災だと認める場合があります。国の労働基準監督署に相談してください」と言っています。