2005年4月25日、兵庫県尼崎市でJR福知山線の電車が脱線してマンションにぶつかりました。107人が亡くなったこの事故から16年になりました。
いつもは亡くなった人のために祈る式を行います。しかし去年と今年は、新しいコロナウイルスが広がって兵庫県に緊急事態宣言が出たため、式は中止になりました。
事故があった場所には、亡くなった人のために花を置く台が作られました。事故があった午前9時18分に、亡くなった人の家族たちが静かに祈りました。家族の中には、自分の家で祈った人もたくさんいました。
事故の場所に来たJR西日本の社長は「大きな事故を起こしてしまいました。深くおわびします。事故のことを忘れないで安全な運転をしていきます」と話しました。