3年前、東海道新幹線の中で、男が3人の客をナイフのような物で刺して、1人が亡くなる事件がありました。このあと国は、箱やケースなどに入っていないナイフや包丁などを持って鉄道に乗ることを禁止しました。
荷物の検査についてのルールがなかったため、国は東京オリンピックとパラリンピックの前にルールを作りました。鉄道会社は7月1日から、客が危ない物を持っていないかどうか調べることができます。客が荷物を見せない場合は、駅から出るように言うこともできます。
国と鉄道会社は2019年に、犬を使って爆弾がないかどうか調べる実験をしました。服の下などに危険な物がないか、弱い電波で調べる「ボディースキャナー」を改札に置く実験もしました。
会社は、鉄道は客が多いので、できるだけ不便にならないように検査したいと言っています。