稲荷いなりという狐きつね・料理りょうり・神様かみさま

稲荷いなりは日本にっぽんの五穀豊穣ごこくほうじょうの神かみであり、このトークでは稲荷いなりとその守護神しゅごじんである狐きつねの関係かんけいについてお話はなしします。また、油揚あぶらあげがなぜ「稲荷いなり」と呼よばれるのかについてもお話はなしします。

稲荷いなりは日本にっぽんの伝説でんせつや信仰しんこうの中なかで重要じゅうような役割やくわりを果はたしている。収穫しゅうかくと繁栄はんえいの神かみ、田畑たはたと作物さくもつの守まもりがみり神まもりがみとして崇あがめられている。稲荷いなりの使つかいとされる狐きつねもまた「稲荷いなり」と呼よばれる。

狐きつねは日本にっぽんの民間みんかん伝承でんしょうや神話しんわの中なかで特別とくべつな位置いちを占しめている。狐きつねは賢かしこく、人間にんげんの姿すがたに変身へんしんできると信しんじられている。そのため、キツネは稲荷いなりの使つかいとされ、農作物のうさくもつや家族かぞくを守まもる存在そんざいとして崇あがめられてきた。

さらに興味深きょうみぶかいことに、油揚あぶらあげも「稲荷いなり」と呼よばれる。キツネの好物こうぶつと考かんがえられていた時代じだいもあったからだ。熟成じゅくせいさせた豆腐とうふは稲荷いなりの神聖しんせいな食たべものべ物たべものとされ、神社じんじゃやお寺てらのお供そなえものえ物そなえものとして使つかわれる。