19日の朝、大阪市の空の低い所に、横にとても長い雲が並んでいるのが見えました。兵庫県でも同じような雲を見た人がいました。ツイッターには、雲の写真やビデオがたくさん出ていました。
気象庁によると、この雲は冷たい空気と暖かい空気がぶつかってできる珍しい雲で、アーチの形に見えるため「アーチ雲」などと呼ばれています。この雲が見えたときには、急に強い風が吹いたり、雷が鳴って強い雨が降ったりすることがあるため、気をつけるように言っています。
気象庁によると、大阪市でアーチ雲が見えた頃、30分ぐらいの間に気温が1.1℃低くなりました。周りでは、2℃から3℃ぐらい低くなった所もありました。
気象庁は、いつもは海の上で見えることが多いアーチ雲が、陸ではっきり見えるのは珍しいと言っています。