国は、2030年に発電所を新しく建てたとき、1kWhの電気をつくるのにかかるお金を計算しました。
太陽の光からつくると8円から11円、原子力では11円以上かかります。火力の場合、LNGというガスでは10円から14円、石炭では13円から22円です。
6年前の計算では原子力がいちばん安くなりましたが、安全のためのお金がかかるようになって、1円以上高くなりました。
太陽の光は、4円ぐらい下がっていちばん安くなりました。電気をつくるためのパネルが安くなったからです。原子力より安くなるのは初めてです。
しかし、太陽の光からつくる電気の量は天気で変わります。量が少ないときは、火力で電気をつくることが必要ですが、そのお金は計算に入っていません。このため、国は電気をつくること以外にかかるお金についても考えることにします。