大相撲の力士の勝武士は、4月4日に38℃以上の高い熱が出て、呼吸が苦しくなったので、8日に東京にある大学病院に入院しました。体の具合がとても悪くなったため、9日に別の大学病院に運ばれて、新しいコロナウイルスがうつっていることがわかりました。
勝武士は治療を続けていましたが、5月13日に亡くなりました。28歳でした。厚生労働省は、新しいコロナウイルスが原因の病気で、29歳以下の人が亡くなったのは初めてだと言っています。
熱が出たとき、周りの人たちが保健所に電話をかけましたが、ずっとつながらなくて、3日過ぎても病院が見つかりませんでした。
日本相撲協会は「勝武士が病気になったときは、東京の保健所や病院が新しいコロナウイルスで大変なときで、すぐに検査や治療ができませんでした」と言っています。