救急車がけがをした人や具合が悪くなった人を運ぶ病院が、なかなか見つからないことが増えています。総務省消防庁は毎週、4つ以上の病院に連絡しても決まらなかったことが、日本中でどのくらいあったか調べています。
消防庁によると、8月8日までの1週間で2897件ありました。前の週より521件増えて、5週間続けて増えています。東京は1532件、横浜市は267件、大阪市は279件、札幌市は121件で、どこも前の週より増えています。
特に、体温が37℃以上で、息が苦しいなど新しいコロナウイルスの病気の可能性がある場合が増えていて、前の週の1.4倍ぐらいになりました。
消防庁は「病院に入院している人がとても多いので、ベッドが足りなくなっています。今までよりもっとコロナウイルスに気をつけてほしいです」と話しています。