2017年、トヨタ自動車で働いていた28歳の男性が自殺しました。国の労働基準監督署は、会社の上の人が男性にひどい言葉を言ったりした「パワハラ」が自殺の原因だと言いました。
この問題について、トヨタが亡くなった男性の家族と今年4月に和解したことがわかりました。
トヨタによると、豊田章男社長は男性の家族に謝りました。そして、心がつらくなって会社を休んでいる人が専門の医者に相談できるようにすると家族に言いました。パワハラなどについて、名前を言わなくても相談できるように、しっかり対策をすると言いました。和解のためのお金も払いました。
男性の家族は「トヨタは会社の人が働きやすくなるように、真剣に考えてください。トヨタが本当に変わったかどうか、これからも見ていきます」と言っています。