100万まん回かい生いきたネコ

日本にほんで有名ゆうめいな絵本えほんを紹介しょうかいします。

これは、100万まん回かい死しぬネコの話はなしです。
このネコは、ある時ときは国くにの王おうのペット、ある時ときは船乗ふなのりのパートナー、サーカスのネコ、どろぼうのネコ、ひとりぼっちのお婆ばあさんのネコ、小ちいさな女おんなの子このネコ…と100万まん回かい生うまれかわっては、様さまざま々な飼かい主ぬしのもとで死しんでいきます。

ネコが死しぬたびに、飼かい主ぬしはとても悲かなしみましたが、ネコはまったく悲かなしまなかったのです。

ネコは、いつも、飼かい主ぬし達たちのことが大嫌だいきらいでした。

ある時とき、主人公しゅじんこうのネコは誰だれのネコでもない野良猫のらねことなっていました。
「自分じぶんだけの事ことが好すき」なネコは、100万まん回かい生いきたことを他ほかのネコに話はなして、とても人気にんき者ものになりました。

そんな時とき、白しろいネコに出会であいます。その白しろいネコをとても好すきになり、プロポーズをします。

二に匹ひきは、たくさん子供こどもをつくります。
家族かぞくを持もち、ネコは幸しあわせになり、家族かぞくをとても愛あいします。
時ときがたち、パートナーの白しろネコは死しんでしまいます。

ネコは、初はじめて悲かなしみ、朝あさになっても昼ひるになっても夕方ゆうがたになっても夜よるになっても100万まん回かい泣なき続つづけました。

そして猫ねこも、とうとう白しろネコのとなりで静しずかに動うごかなくなり、死しにました。

とても哲学てつがく的てきで、生いきることは何なにかを考かんがえさせられるお話はなしです。