京都府立医科大学の廣瀬亮平先生たちのグループは、人の手などに付いた新しいコロナウイルスが、どのくらいの間うつる力を持っているか調べました。
亡くなった人の皮膚に、新しいコロナウイルスとインフルエンザウイルスを10万個ぐらい付けて比べました。新しいコロナウイルスは、うつる力が9時間続きました。インフルエンザウイルスの5倍長く、うつる力を持っていました。
コロナウイルスを付けた皮膚を消毒用のアルコールの中に15秒入れると、ウイルスはほとんどなくなりました。
廣瀬先生は「コロナウイルスがうつらないようにするためには、手をアルコールで消毒することが大切だと実験でもわかりました」と話しています。