文部科学省は、公立の学校で先生が足りているかどうか初めて調べました。県や市などの教育委員会に聞くと、去年の5月に2065人足りなかったことがわかりました。
小学校で979人、中学校で722人、高校で159人、特別支援学校で205人足りませんでした。福岡県、千葉県、茨城県では、小学校と中学校の先生が100人以上足りませんでした。
先生が足りないため、校長先生などが代わりに担任をしている小学校があります。家庭科や数学、理科などで必要な授業ができない中学校もあります。
足りなくなった理由については、自分の子どもの世話をするために休む先生や病気で休む先生が多かったと答えています。文部科学省は「子どもの勉強に問題が出ないように、必要な先生を集めてほしいです」と話しています。