東京パラリンピックで26日、水泳の男子100mの自由形に鈴木孝幸選手が出ました。鈴木選手は、生まれたときから両方の足と右の手がなくて、左の手の指に障害があります。
鈴木選手は途中まで2番でしたが、最後の10mぐらいで1番になって、金メダルを取りました。タイムは1分21秒58で、パラリンピックの新しい記録を作りました。ゴールしたとき、鈴木選手はとても大きな声を出して喜びました。
東京パラリンピックで日本の選手が取った最初の金メダルです。2016年のリオデジャネイロ大会で日本は金メダルを取ることができませんでした。9年前のロンドン大会で取ってから久しぶりの金メダルになりました。