神奈川県横須賀市は今年4月から、親などから虐待を受けて、家で生活できない学生のためにお金を出す制度を始めます。
制度を利用できる人は、家から逃げて「自立援助ホーム」で生活している18歳と19歳の学生です。1か月に7万円ぐらいと学校までの電車やバスのお金を、1年半までもらうことができます。
国の「生活保護」の制度では、生活が大変でも、大学や専門学校に通っているほとんどの学生はお金をもらうことができません。困っていた大学生が横須賀市に相談したため、市は新しい制度を作りました。横須賀市は「市だけで助けることは難しいので、国の制度をもっとよくしてほしいです」と話しています。