広島に原爆が落とされて、8月6日で76年になりました。広島市の公園では、平和を祈る式がありました。式には、いつもの年より少ない800人ぐらいが集まりました。そして原爆が落とされた午前8時15分に、亡くなった人のためにみんなで祈りました。
今年1月、核兵器を作ったり使ったりすることを禁止する条約が始まりました。しかし、核兵器を持っている国や日本は条約に入っていません。
式で広島市の松井市長は「子どもからお年寄りまで多くの人を殺してしまう核兵器と一緒に生きていくことはできません。日本の政府は早く条約に入ってください」と言いました。
菅総理大臣は「いろいろな国の意見を聞きながら核兵器を少なくしていくことが必要です」と言いましたが、条約については話しませんでした。