緊急事態宣言が出ていたとき、東京都は酒を飲む店に、午後8時までに閉めるように言いました。しかし、32の店が8時よりあとも開けていました。
このため、東京都は、新しいコロナウイルスが広がらないようにするための新しい法律を使って、8時までに店を閉めるように命令しました。しかし、そのあとも4つの店が8時よりあとも開けていました。
このため、東京都は29日、裁判所に「4つの店が、法律で決まっている30万円以下の罰のお金を払うようにしてほしい」と伝えました。東京都は、命令のとおりにしない店をそのままにすることはできないと考えています。
新しい法律を使って、都道府県が店に罰のお金を払うように言うのは初めてです。
東京都の小池知事は「法律のとおりにしています。罰のお金を払ってもらうかどうかは、裁判所が決めます」と話しています。