日本の会社や工場で、技術を習いながら働いている外国人の技能実習生は、去年12月に41万人ぐらいいました。
国が去年、技能実習生から働き方の相談があった約9500の会社を調べると、70%以上の約6800の会社が法律に違反していました。調査した17年間でいちばん多くなりました。
違反でいちばん多かったのは、長すぎる残業など、働く時間の問題でした。次に多かったのは、職場の安全の問題でした。残業代を会社が払わないという違反もありました。
残業が1か月に100時間以上になった会社や、残業代が法律よりずっと安い1時間に400円ぐらいだった会社もありました。
国は「法律に違反した働き方をなくすため、もっと会社をチェックしていきたい」と話しています。