政府は2050年までに、二酸化炭素を出す量を全部でゼロにすることを目標にしています。このため、太陽の光で電気をつくる太陽光発電を増やしたいと考えています。
しかし、太陽光発電の施設を建てることに、近くの人が反対することがあります。景色が悪くなったり、電気をつくるパネルが壊れたりすることを心配するためです。
このため、施設を建てるときの規則をつくる市や町、村が増えています。環境エネルギー政策研究所によると、去年12月に規則があった市や町、村は94でした。3年前は28だったので、3倍以上に増えました。
研究所の人は「このままでは二酸化炭素をゼロにすることができません。施設をつくってもいい場所と、つくってはいけない場所を決めることなどを考える必要があります」と話しています。