日本では、「過労死」という言葉があります。
これは、日本どくとくの言葉で、他の言語にはありません。
皆さんは、この言葉の意味を知ってますか?
これは、働きすぎて死んでしまうことです。
長い時間働くことにより、ストレスがたまり、体に支障が出て、とうとう死んでしまうのです。
2007年に、日本で過労死の件数は392件でした。
そこから減り続けていますが、2018年でも、238件ありました。
ふつう、病気になったら仕事を休んだらいいと考えますが、「体を壊しても働くのは、一生懸命がんばっている証拠」と、間違った考えを持っている人が日本にはまだ多くいます。
残業を ”いいこと” と考える会社がまだたくさんあります。
夜遅くまで会社に残っている人に「えらいね」と声をかける人がいます。
子供がいるので早く帰る人に「さぼってる」と怒る人がいます。
風邪をひいて休むひとに「体が弱いのが悪い」という人がいます。
そういう人達や、社会が、過労死という言葉を生むのです。
日本だけではなく、中国や韓国でも、そういった事はあります。
とても悲しいことです。
自分の体を休める時間、好きな人と過ごす時間がとても大切だということを、私たちは学ばなければいけません。