「抗体カクテル療法」は、新型コロナウイルスがうつって、病気の症状が出た人や病気がひどくなる危険がある人の治療に使っている方法です。今月5日までに日本で3万5000人ぐらいに使いました。
日本でこの治療の薬を売る会社は11日、症状がない人に「抗体カクテル療法」を使った外国でのテストの結果を発表しました。
ウイルスがうつっても症状がない人に薬を使うと、症状が出る可能性が31%低くなりました。ウイルスがうつった人がいる家では、ほかの家族にうつらないようにする予防のために薬を使いました。その結果、ウイルスがうつって症状が出る可能性が81%低くなりました。
このため会社は、症状がない人や予防のためにも、この方法を使うことができるようにしてほしいと国に言いました。