ここ数年、日本ではハラスメント問題がよく話題になっています。
目上の人の方がえらい、男の人の方が、仕事で重要な役割をする、新人はきびしくそだてる、といった、昔の文化を変えるために、ハラスメント問題がよく話されるようになりました。
調べてみると、現在、ハラスメントの種類は30種類以上あるというのです。
30種類!
それでは少し、見てみましょう。
1.パワーハラスメント
職場での上下関係や権力を利用した嫌がらせ行為。
教育のためだと言って、大きな声で注意したり、無視したりするのはハラスメントになります。
2.セクシュアルハラスメント
性的な言動をしたり、行動をするハラスメントのこと。
3.ハラスメントハラスメント
ハラスメントではないのに「それはハラスメントだ」と言って相手を攻撃するハラスメント。
4.モラルハラスメント
身体的な苦痛ではなく精神的な苦痛を与える嫌がらせ。
5.リモートハラスメント
「特定の社員をWeb会議に参加させない」「Webカメラに映った部屋の様子を細かくチェックする」など、オンライン環境下ならではのハラスメント全般を指す。
6.ジェンダーハラスメント
男らしさや女らしさを強要するハラスメント。
7.アルコールハラスメント
飲酒に関連した嫌がらせ行為や迷惑行為。たとえば、仕事の後すぐに家に帰りたいのに、上司からお酒を飲みに行こうと誘われて断れない、などです。
8.スモークハラスメント
たばこに関するハラスメント。たばこを吸わない人の近くでたばこを吸うのも、スモークハラスメントになります。
9.マタニティハラスメント
妊娠や出産、子育てを理由とした嫌がらせや不利益な取り扱い。
10.テクノロジーハラスメント
そうでない人に対していじめや嫌がらせを行うこと。わざと専門用語を使って指示を出したりするのも、ハラスメントになります。
11.スメルハラスメント
においによって周囲を不快にさせる行為。口臭や体臭だけでなく、強すぎる香水や柔軟剤のにおいもハラスメントになる可能性があるそうです。
みんなが仕事をしやすいようにと思って作ったハラスメントルールですが、ここまで言うと、やりすぎではないか…と思いますが…。
気軽に部下を食事に誘うこともできないし、好きな香水をつけて仕事に行くこともできない…。なかなか難しい世の中ですね。