日本では多くの人が12月に、いつもは掃除していない所まできれいにする「大掃除」を行います。
東京消防庁によると、2015年から2019年までの5年間に掃除中の事故で3909人が救急車で運ばれました。1年の中で12月がいちばん多くて643人と、ほかの月の約2倍でした。けがは「転ぶ」が約40%、「落ちる」が約30%で、この2つで約70%でした。全体の約60%が60歳以上のお年寄りの事故でした。
東京消防庁は、次のことなどに気をつけてくださいと言っています。
高い所を掃除するときや滑りやすい所では転ばないように気をつける。ぬれている床は掃除の前に拭く。体に悪いガスが出ることがあるため、違う種類の洗剤を一緒に使わないなどです。
掃除中の事故で救急車で運ばれた人の約40%は入院が必要なけがでした。