シーラカンスは、4億年前の化石とほとんど同じ形をしている魚で、「生きた化石」と呼ばれています。アフリカとインドネシアの近くの海にいますが、とても深い所にいて数が少ないため、詳しいことがわかっていません。
日本の調査チームは、2018年に南アフリカの近くの深さ約100mの海の中にビデオカメラを置きました。ビデオを6日撮ると、シーラカンスが30分ぐらいうつっていました。
シーラカンスは背中にある大きなひれをたたんで泳いでいましたが、サメが近くに来るとひれを立てました。チームの人は、ストレスがないときはひれをたたんでいることがわかったと言っています。今までは、夜に活動すると考えられていましたが、昼も活動していることもわかりました。
チームの人は「いつも大きなひれを立てていると思っていたので、珍しいビデオを撮ることができました」と話していました。