正月しょうがつ三さんが日にち

1月がつ1日ついたち、2日ふつか、3日みっかのことを正月しょうがつ三さんが日にちと言いいます。

日本にほんでは、通常つうじょうこの3日間にちかんはお店みせも会社かいしゃもお休やすみになるところがほとんどです。

この三さんが日にちには、やってはいけないことがあります。

・掃除そうじ
正月しょうがつには、年とし神様がみさまという神様かみさまが家いえにやってくると言いわれています。
掃除そうじをすると神様かみさまを追おい払はらってしまいます。
洗濯せんたくなどの水仕事みずしごとも縁起えんぎが悪わるいのでしてはいけないと言いわれています。

・刃物はものを使つかう
刃物はもので何なにかを切きるということは、ご縁えんを切きることにつながってしまう、また、怪我けがをしたら縁起えんぎが悪わるいので、使つかってはいけないとされています。
なので、お正月しょうがつに食たべるおせち料理りょうりは、31日にちのうちに作つくっておくのです。

・火ひを使つかう
火ひを使つかうところには、火ひの神かみとしてまつられる「荒神様こうじんさまという、家いえの中心ちゅうしん家いえを守まもる神様かみさまがいます。
正月しょうがつに火ひを使つかうと、その「荒神こうじん様さま」は怒おこってしまいます。
せめて三さんが日にちぐらいは、火ひを使つかわずに、「荒神こうじん様さま」を休やすませてあげるための風習ふうしゅうだといわれています。

・四足よつあし歩行ほこうの動物どうぶつの肉にくを食たべてはいけない
四足よつあしとは、漢字かんじの通とおり、4本ほんの足あしを持もって歩あるく動物どうぶつ。豚ぶた、牛うし、馬うまが代表だいひょう的てきですね。
一昔ひとむかし前まえのおせち料理りょうりでは、肉にくを入いれるのは避さけられていました。

正月しょうがつ三さんが日にちは何なにもせずにゆっくり過すごすのが一番いちばんです。