パキスタン人のモハメド・サディクさんは1988年に日本に来ました。しかし2007年、サディクさんは日本にいるための資格がなくて法律に違反しているので、日本から出るように言われました。サディクさんは「パキスタンに帰ったら、がんになった妻の世話ができないので、日本にいたいです。パキスタンにいたとき政府に反対するデモをしていたので、命も危ないです」と言っていました。
今月12日、サディクさんの裁判がありました。東京高等裁判所は「法律に違反して日本にいる間に結婚したので、帰りたくなくても我慢しなければなりません。妻の病気は日本にいる理由になりません」と言いました。
裁判のあと、サディクさんは「病気の妻のために日本にいたいです。刑務所に入ることになっても、パキスタンには帰りません」と話しました。