NHKが調べると、台風10号のとき、九州と山口県の514の避難所で、入ることができると決めた人数よりたくさんの人が来たことがわかりました。あとから来た人は避難所に入ることができませんでした。
このため市や町などは、別の避難所に案内したり、避難所を増やしたりしました。ウェブサイトなどで、避難所がどのくらい混んでいるか知らせた市もありました。
避難所に入ることができない人がいた理由の1つは、新しいコロナウイルスで避難所に入る人の数を少なくしたことです。もう1つは、気象庁がとても危険な台風だと知らせていたため、避難した人が多かったことです。
専門家は「市や町などは、住んでいる人の数と比べて、避難所に入ることができる人数がどのくらい少ないか、みんなに知らせてほしい。避難する人は、市や町などが決めた避難所ではなくて、友だちの家などに避難することも考えてほしい」と話しています。