お中元とは、夏の時期に世話になった人々に贈り物をする習慣です。この習慣は、江戸時代から始まりました。
夏になると、親戚や、親しい友人、また、会社から会社へお中元をおくります。
暑い時期なので、ジュースやアイス、ビールなどが人気です。
この、お中元の習慣にも、もちろん、マナーがあります。
まず、プレゼントの箱に ”のし” という紙をつけます。のしには、ふつう、「御中元」と書かれています。
送る時期は、関東と関西で違います。
東京などの関東地方では7月のはじめごろ、大阪などの関西では7月の終わりごろに送ります。
また、送ってはいけないものもあります。
それは、刃物、靴下、ハンカチなどです。
刃物は、「切る」ことを意味し、関係が切れると連想されるからです。
靴下は、昔、武士が敵に送ったからだそうです。また、「踏みつける」というイメージも悪いです。
ハンカチは、昔日本では「手巾」と呼んでいましたが、それが、手を切ることを連想させるのでよくないとされています。
日本はマナーに厳しい国です。もしお中元を贈る場合は、よく調べておくとよいです。