1945年、広島に原爆が落とされました。
そのとき20歳だった坪井直さんは、原爆で体中にとてもひどいやけどをしました。坪井さんは大学を卒業したあと中学校の先生になって、子どもたちに原爆の怖さを伝え続けました。2000年には原爆の被害を受けた人の団体の代表になりました。そして、世界の人に核兵器をなくそうと伝え続けました。2016年にアメリカの大統領だったオバマさんが広島に来たとき、坪井さんはオバマさんに核兵器をなくしてほしいと言いました。
坪井さんは、核兵器をなくすことについて「決して諦めません。被害を受けた人だけではなくて、みんなの協力が必要です」と話していました。
坪井さんは今月24日、病気で亡くなりました。96歳でした。