東京都では、8月1日から17日までに103人が熱中症で亡くなりました。亡くなった人の80%ぐらいが70歳以上のお年寄りです。
97人が家の中で亡くなっていました。この中の84人は家に冷房がないか、冷房があっても使っていませんでした。周りにいる人も、お年寄りの体の具合に気をつけるようにしてください。
夏は車の中も危険になります。太陽の光で車の中が暑くなったり、冷房で空気が乾いたりするため、体の水分が足りなくなることがあります。水を飲んで、時々休みましょう。
水を飲むときは、一度にたくさん飲まないようにしましょう。医者は、たくさんの水で体の中の塩分が薄くなって、体の具合が悪くなることがあると言っています。このため、飲む水は1時間に1Lぐらいまでにして、汗が出たときは塩分が入った飲み物を飲んだほうがいいと言っています。