慶応大学やアメリカのカリフォルニア大学などのグループは、アメリカで4万7000人以上の医者がお年寄りに緊急に行った手術のデータを調べました。
医者が自分の誕生日にした手術は2064ありました。この中で手術を受けてから30日以内に145人が亡くなっていました。誕生日以外の手術は98万あって、約5万5000人が亡くなっていました。
手術を受けた人の年齢や病気などを考えると、誕生日以外の手術で亡くなった人の割合は5.6%でした。しかし、医者が誕生日のときの手術では6.9%で、約1.2倍になっていました。
研究したカリフォルニア大学の津川友介さんは「自分の誕生日のことで気持ちが集中できていないかもしれません。医者の働き方を考える必要があります」と話しています。