師走しわす

それぞれの月つきには、一月いちがつ、二月にがつ、三月さんがつ、と呼よぶほかに、別べつの呼よび方かたがあります。

十二月じゅうにがつは「師走しわす」という名前なまえがついています。

「師し」というのは、僧侶そうりょのことで、年末ねんまつはお参まいりに行いく人ひとが多おおく忙いそがしいので、師しが走はしり回まわる月つき、師走しわす、となったということです。

また、「師し」は先生せんせいを意味いみします。いつもは落おち着ついている先生せんせいも、十二月じゅうにがつになると忙いそがしくなって走はしり回まわる、という意味いみもあるそうです。

とにかく、十二月じゅうにがつは一いち年ねんの最後さいごの月つきなので何なにかと忙いそがしくなります。

今年ことし、やり残のこしたことがないようにじっくり振ふり返かえってみましょう。