国立国際医療研究センターは、新しいコロナウイルスで入院していた人に、退院したあとの体の様子について聞きました。
話を聞いたのは2月から6月に退院した63人で、平均の年齢は48.1歳でした。最初に具合が悪くなってから4か月過ぎたころに、息が苦しかった人は7人でした。体がだるかった人と匂いがわからなかった人は、6人ずついました。せきが出た人は4人、味がわからなかった人は1人でした。
14人は、具合が悪くなってから2か月過ぎたあとに、髪の毛が抜けたと言っています。この中の5人は、2か月半ぐらいで治りました。しかし、9人は抜けてからあまり時間がたっていないため、まだ治っていません。
エボラ出血熱やデング熱になった人も、あとで髪の毛が抜けることがあります。調べた医者は、これからも研究を続けると話しています。